ガーゼはデリケートなイメージがあって、お手入れが大変そう、洗濯機で洗えるか不安…と感じていませんか?
実は、ちょっとしたコツを知るだけで、洗濯機でも簡単にふわふわ感をキープできるんです。
この記事では、ガーゼ素材のタオル・ケットの正しい洗い方、干し方、そしてよくあるお悩みまで、ガーゼのプロが徹底的に解説します。
ガーゼは洗濯機で洗ってOKだが、注意が必要。
結論から言うと、ガーゼは洗濯機で洗えます。
しかし、ガーゼ素材のタオル・ケットを長持ちさせるためには洗い方に注意が必要。ここでは、ガーゼタオルのデリケートな性質を損なうことなく、さらにふわふわに育てる方法を解説します。
基本の洗い方|洗濯ネットと洗剤を正しい使う
ガーゼタオルを洗う上で最も重要なのは、「優しく洗うこと」です。そのためには、洗濯ネットと洗剤を正しく使うことがポイントになります。
まず、洗濯ネットは必ず使用してください。
ガーゼは織りが粗いため、他の洗濯物との摩擦で毛羽立ったり、糸が引っかかってほつれたりする可能性があります。洗濯ネットに入れることで、他の衣類との接触を避け、生地へのダメージを最小限に抑えることができます。
次に、洗剤ですが、蛍光増白剤や漂白剤が含まれていない中性洗剤を選ぶのがおすすめです。これらの成分は、ガーゼ本来の色合いを損なったり、生地を硬くしたりする原因になることがあります。デリケートな衣類用の洗剤や、おしゃれ着用洗剤を選ぶと良いでしょう。
363°のガーゼ製品は、「日常的に気軽に使って欲しい」との思いで職人さんと研究を重ね、丈夫な生地の作りつくりを実現しています。
洗濯ネット不要で毎日簡単に洗えるガーゼ製品を、ぜひあなたの日常にお迎えください。
柔軟剤は使ってもいい?ふわふわにしたい時のヒント
ガーゼタオルをふわふわに仕上げたい時、「柔軟剤を使えば良いのでは?」と思うかもしれません。
しかし、実は柔軟剤はガーゼタオルの洗濯にはあまり推奨されません。
その理由は、柔軟剤の成分が繊維の表面をコーティングし、本来の吸水性を低下させてしまうからです。ガーゼが持つ優れた吸水性が失われてしまうと、その機能性が半減してしまいます。
ガーゼをふわふわにするのに最も効果的な方法は、ガーゼの繊維が潰れないように「脱水時間を短くする」ことです。
また、洗剤の量を適切に守り、すすぎをしっかりと行うことも重要です。洗剤が残ってしまうと、これもまたゴワつきの原因になります。
洗濯機コースの選び方
洗濯機でガーゼタオルを洗う際は、「手洗いコース」「ドライコース」「おしゃれ着コース」など、できるだけ水流が弱いコースを選びましょう。これらのコースは、洗濯槽の回転が緩やかで、衣類への負担が少ないように設計されています。
洗濯コースを選ばず、いつもの洗濯方法で気にせずお手入れできるのが363°のガーゼ製品。
ストレスなく洗濯できるので、日常的に使いやすいガーゼケット・タオルです。
ガーゼタオルを干す時のコツと乾燥機の使用について
洗濯が終わり、いざ干す時もガーゼタオルをふわふわに仕上げるための大切なポイントがあります。ここでは、ガーゼを正しく乾燥させるためのコツと、乾燥機の使用可否について詳しく解説します。
ふわふわに仕上げる干し方のポイント
洗濯後のガーゼタオルをふわふわに仕上げるには、脱水が終わったらすぐに洗濯機から取り出し、タオルを大きく広げて、数回パタパタと振りさばいてください。
この動作で、絡まった繊維がほぐれ、空気を含ませることができます。このひと手間が、ふっくらとした仕上がりにつながります。
干す場所は、風通しの良い日陰が最適です。直射日光は、生地の色あせや劣化の原因になることがあります。竿に干す際は、M字型になるように干すと、風が通りやすくなり、早く乾きます。
乾燥機はNG?使用する際の注意点
多くのガーゼタオルは、乾燥機の使用は推奨されていません。
乾燥機の高温と強い風は、ガーゼのデリケートな繊維を傷つけ、著しい縮みやゴワつき、吸水性の低下を引き起こす可能性があります。
もし、どうしても乾燥機を使いたい場合は、低温設定で短時間のみ使用するようにしましょう。ただし、メーカーによっては乾燥機の使用を完全に禁止している場合もありますので、必ず商品の洗濯表示タグを確認してください。
新しいガーゼタオルは使い始める前に「水通し」をしよう
一般的に、新しいガーゼタオルは「水通し」をすることをおすすめします。このひと手間が、吸水性を高め肌触りを良くし、長く愛用できるガーゼタオルに育てるための第一歩となります。
363°のガーゼ製品は、お届け前にすでに水通しをしているため、面倒な水通しは不要で届いたらすぐに使えます。
なぜ水通しが必要なの?
新しいガーゼタオルは、製造過程でさまざまな化学物質や糊が付着している可能性があります。これらは見た目には分かりませんが、そのまま使用すると、肌への刺激となったり、本来の吸水性を阻害したりすることがあります。
水通しをすることで、これらの不純物や糊を洗い流し、本来のガーゼの柔らかさと吸水性を引き出すことができます。
また、一度水を通すことで繊維が締まり、洗濯による縮みを防ぐ効果も期待できます。
水通しは洗濯機でOK?簡単な方法と注意点
水通しは、特別な道具を使わず洗濯機で簡単に行うことができます。以下のステップを参考に、ぜひ試してみてください。
水通しの方法
-
新しいガーゼタオルを単独で洗濯機に入れる
他の洗濯物と一緒に入れると、衣類の色が移ったり、繊維を傷つけたりする可能性があるので避けましょう。
-
洗剤や柔軟剤は使用しない
洗剤の残留物が吸水性を損ねる可能性があるため、水だけで洗うのが基本です。
-
「手洗いコース」や「ドライコース」などの弱水流で洗う
強い水流で洗うと、生地が傷んだり、形が崩れたりすることがあります。
-
脱水後、すぐに取り出して陰干しする
直射日光は生地の色あせや劣化の原因になることがあります。
この作業で、その後の使い心地が格段に向上し、新品のガーゼタオルを最高の状態でスタートさせることができます。
赤ちゃん用ガーゼのお手入れ方法
赤ちゃん用のガーゼ製品は、特に気を使ったお手入れが必要です。
まず、洗剤は赤ちゃん用の肌に優しい無添加のものを選びましょう。大人が使う洗剤には、香料や化学物質が含まれていることが多く、赤ちゃんの敏感な肌には刺激となる可能性があります。また、洗剤の量を守り、すすぎは通常よりも念入りに行うことが大切です。洗剤の残りカスが肌トラブルの原因になることがあるため、洗濯機の「すすぎ2回」コースなどを利用すると安心です。
洗濯ネットに入れて洗うのはもちろんですが、他の衣類と分けて洗うことも推奨されています。特に、大人の衣類と一緒に洗うと、衣類に付着した汚れや雑菌がガーゼに移ってしまう可能性があります。赤ちゃんの肌着やガーゼは、単独で、または赤ちゃん用の衣類のみで洗うようにしましょう。
363°のガーゼ製品は、丈夫に作られているので、赤ちゃん用ガーゼでも気を使わずに洗濯機でお手入れOK。
大人用の製品と一緒に簡単にお手入れできるので、ママパパもストレスなく、赤ちゃんに優しい素材を選べます。
こんな時どうする?ガーゼタオルの悩みQ&A
ガーゼを愛用していると、「ゴワゴワになった」「毛羽立ちが気になる」「なんだか臭う」など、いくつかのお悩みが出てくることがあります。ここでは、そんなガーゼにまつわるよくある疑問と、その具体的な解決策をQ&A形式でご紹介します。
ゴワゴワになったガーゼを復活させるには?
ガーゼがゴワゴワになる主な原因は、洗剤の使いすぎや、脱水時間が長すぎることです。
ゴワゴワになってしまったガーゼタオルを復活させるには、クエン酸を使ったお手入れがおすすめです。
- 洗面器にぬるま湯を張り、大さじ1〜2杯のクエン酸を溶かす
- ガーゼタオルを30分〜1時間ほど浸け置きする
- その後、洗剤を使わずに水だけで洗濯機で洗い、十分にすすぐ
クエン酸には、水道水に含まれるミネラル分や洗剤の残りカスを分解する働きがあります。これにより、繊維のゴワつきが解消され本来の柔らかさが戻ってくることがあります。ただし、クエン酸が使えない素材もあるため、事前に必ず確認してください。
ガーゼの毛羽立ちやほつれを防ぐには?
ガーゼの毛羽立ちやほつれは、他の洗濯物との摩擦や、洗濯ネットを使わないことが主な原因です。
これを防ぐためにも、洗濯ネットは必須です。
できれば、ガーゼタオルを単独でネットに入れるか、同じ素材の衣類と一緒に洗うようにしましょう。また、洗濯機の「手洗いコース」など、弱い水流で洗うことも効果的です。
生乾きの嫌な臭いを防ぐには?
ガーゼタオルは速乾性が高いですが、それでも干し方や環境によっては生乾きの臭いが発生することがあります。臭いの主な原因は、洗濯物に残った雑菌です。
これを防ぐためには、洗濯後すぐに干すことが最も重要です。洗濯が終わったら、放置せず、できるだけ早く取り出して干しましょう。
どうしても臭いが気になる場合は、酸素系漂白剤を使ってつけ置き洗いを試してみてください。酸素系漂白剤は、除菌・消臭効果があるため、臭いの元となる雑菌をしっかりと除去してくれます。
まとめ:ちょっとした工夫でガーゼは長持ちする
いかがでしたか?ガーゼはデリケートな素材ですが、ちょっとした工夫をするだけで、長くふわふわの状態を保つことができます。
洗濯ネットを使うこと、洗剤の種類を選ぶこと、そして正しい干し方を知ること、この3つのポイントを押さえるだけで、ガーゼはもっと快適な使い心地に変わります。